歯みがき100年物語本無料ダウンロードpdf

歯みがき100年物語

によって 公益財団法人ライオン歯科衛生研究所

歯みがき100年物語本無料ダウンロードpdf - 歯みがき100年物語をお探しですか? この本は著者が書いたものです。 この本には258ページページあります。 歯みがき100年物語はダイヤモンド社 (2017/1/20)によって公開されています。 この本は2017/1/20に発行されます。 歯みがき100年物語は簡単な手順でオンラインで読むことができます。 しかし、それをコンピュータに保存したい場合は、今すぐ歯みがき100年物語をダウンロードできます。

歯みがき100年物語の詳細

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ヨーロッパのネアンデルタール人は歯周病になっていたし、ザンビアで発見された30万年前のカブエ人の化石にもむし歯があったという。かつて縄文人はむし歯にならなかったといわれていたが、最近の研究だとそのようなことはなかったらしい。縄文人のむし歯発生率は8.2%で、アメリカ先住民や現代のイヌイットと比べても何倍も高い。ちなみに縄文人は抜歯の風習もあったし、数は多くはないが前歯にフォークのような切れ込みを入れたものも発見されている。稲作が広まるとむし歯の発生率は上昇し、16~20%になる。江戸時代には3割にのぼったという。むし歯の悩みは、昔の人たちを苦しめた。1万4000年前には石器でむし歯を削ることが行われていた。古代エジプトでは様々な歯みがき剤があった。釈迦は弟子たちに歯木を勧めた。歯木は世界中にあり、歯ブラシが登場する前はこれで歯垢をかき落としたりしていた。江戸時代にも房楊枝が利用されていた。砂や塩に薬草を入れたり、陶土に香料を入れたものが歯みがき剤として売られていた。ちなみに、江戸時代までお歯黒の習慣があったが、これは虫歯防止の効果もあったらしい。歯ブラシの大量製造がはじまったのは1780年頃のイギリス。開国によって日本にも入ってきたが、当時の歯ブラシは粗悪なものが多かったこともあり、房楊枝が利用され続けていた。歯ブラシの本格的な普及は明治時代の末期に軍隊で採用されるようになってからである。明治維新は西洋の歯科技術の輸入や、口腔保健活動のきっかけにもなった。1903年に『大日本歯科医師会』が発足し、1906年に歯科医師法が成立。1891年にのちの『ライオン』になる『小林富次郎商店』が創業し、1896年から歯みがき剤の販売を開始。後発でありながら宣伝手法と優れた品質管理で事業を拡大させる。同時に創業者の小林富次郎と2代目は巨額の寄付を行い、「ライオン講演会」を開催するなど、口腔保健活動に力を入れた。『中山太陽堂』も歯みがきの普及活動に大きな役割を果たした。歯科医師会も年間支出の3分の1を口腔保健活動費に費やすなど、当時まだ低かった我が国の口腔衛生意識の向上に寄与する。全国の学校での「歯磨教練」や「ライオン歯磨児童劇団」といった活動が行われ、子供専用の歯科診療所もできた。1928年には「むし歯予防デー」ができる。小林商店はラジオの時報に合わせて寝る前の歯みがきを行うキャンペーンも行った。戦後はGHQの衛生活動をきっかけに、口腔衛生の重要さも見直される。歯科衛生士の養成学校が誕生。学校での歯科保健活動も再開される。『ライオン歯磨』に加え、戦後に急成長した『サンスター』も口腔保健活動に乗り出す。第22回歯みがき大会は、東京国立競技場で児童7万5000人を集めたという。この大会は2009年からインターネット配信も始めている。母親を対象にした活動や職場での啓もう活動もさかんに行われる。1960年代以降は、歯周病対策が新たなテーマとして注目を浴びるようになる。そして、「リンゴをかじると血が出ませんか」というキャッチフレーズとともに「デンターライオン」が歯槽膿漏予防歯みがきとしてヒットする。1989年には「8020」運動が始まり、80歳になっても20本以上の歯が残ることが目標とされる。今や、80歳以上の3人に1人以上が20本以上の歯を有するようになったという。実際、本書のグラフを見ると、年齢別の残存している歯の本数は年々増えていて、80-84歳でも今は平均で12本程度の歯が残っているのが普通になっている。歯科医院の来院患者数は1日130万人と変化はないが、高齢化社会を反映して、内訳は高齢者の比率が大きくなっている。歯みがき剤や歯ブラシの変遷についても紹介されている。もともと、磨き粉によって物理的にこすって汚れを落とすことが中心だった歯みがき剤は、次第に化学的な作用が重視されるようになった。日本でのフッ素入り歯みがきの登場は1948年。『三共』が発見した歯垢分解酵素デキストラーゼを配合した「クリニカ」が1981年に登場。口臭予防への関心の高まりから、サンスターが葉緑素入り練り歯磨きを出してブレーク。今や、厚生労働省が定めた承認基準に収載されている薬用成分は57、それに加えて個別承認されたものが7成分ある。その多くは歯周病に関係するものだという。フッ素配合製品の割合も91%になっている。歯ブラシも歯周ポケットケアなど、時代によって新たなものが出てきている。デンタルフロスのような補助清掃具も広まっている。近年の傾向として、歯周病が他の病気と関連性があるという説がいわれるようになってきた。特に、糖尿病をはじめとする成人病との関係が指摘されている。歯周病がひどい人は血中の炎症性サイトカインの量が多い。このサイトカインの増加がインスリンの働きを妨げるので糖尿病を悪化させるという。歯周病の人はメタボになる確率も高い。心筋梗塞や脳梗塞と歯周病が関係するという説もあるが、これについては否定する見解も出されている。プロケアの重要性、正しい口内ケアの方法についても解説されている。歯の健康は長寿社会におけるQOL(Quality Of Life)の維持と密接な関係があると強調されている。昔の広告資料の紹介も行われている。子供向けの歯みがき普及活動のためのパンフや宣伝資料も掲載されている。こうやって見ると、歯の健康や口内ケアの重要さに対する考え方はずいぶん進歩してきたし、認識も浸透してきたように思うが、その陰には様々な活動を企画して実施してきた人たちの熱意や支援があったのだな、と思った。ただ、『ライオン歯科衛生研究所』が編集していることもあり、ライオンおよびその創業家の活動の話が目立つ内容になっている。

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